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天王寺区玉造の泌尿器科・人工透析:「じょうこうクリニック」

尿路性器がん

前立腺がん

前立腺がんの患者さんが、最近増えています。前立腺がんに特有の症状はありませんが、前立腺肥大症と併存することも多く、前立腺肥大症の症状で見つかることもあります。症状として、血尿や、骨転移による腰痛や歩行困難などがみられることもあります。
前立腺がんは早期に発見すれば、手術や放射線治療で治すことが可能です。また、多くは進行が比較的ゆっくりしているため、かなり進行したケースでも適切に対処すれば、通常の生活を長く続けることができます。
診断には、前立腺腫瘍マーカー(PSA:前立腺特異抗原)が特に有効で、血液検査で早期発見のできるがんです。前立腺がんが急速に増え始める50歳以上の方は、一度はこの検査をお受けになるよう、お勧めします。

精巣腫瘍

精巣腫瘍にかかる割合は10万人に1人程度とされ、稀な腫瘍です。しかし、他の多くのがんと異なり、20歳代後半から30歳代にかけて発症のピークがあり、若年者に多いのが大きな特徴です。実際に20歳代から30歳代の男性では、最もかかる数が多い固形腫瘍(白血病などの血液腫瘍以外の腫瘍)とされています。


精巣腫瘍の主な症状は、片側の精巣に生じる腫れや硬さの変化です。しかし、多くのケースで痛みや発熱が無いため、かなり進行しないと気付かないことも少なくありません。また、精巣腫瘍は比較的短期間で転移(がんが、離れた臓器に移動して、そこで増殖すること)を起こすため、転移によって起こる症状によって、もともとの病気である精巣腫瘍が見つかることもあります。転移した部位によって症状は異なり、例えば、腹部リンパ節への転移の場合では腹部のしこり、腹痛、腰痛などが、肺への転移の場合では息切れ、咳、血痰などが挙げられます。
精巣腫瘍は進行が速く、転移しやすい特徴があります。そのため、精巣腫瘍が疑われる場合には、まず病気のある側の精巣を摘出する手術を行います。そして手術で取り出した組織を顕微鏡で調べてから、その後の治療方針が立てられます。

膀胱がん

尿路がん(腎盂、尿管、膀胱)の中で、膀胱がんが最も死亡数が多く、7割以上を占めます。罹患数でも膀胱がんが最も多く、尿路がん全体の約半数を占めます。
膀胱がんの症状としては、血尿、排尿痛、背部痛などが見られます。
膀胱鏡検査を行えば、ほとんどは膀胱がんの診断がつきます。尿にがん細胞が落ちているかを調べる尿細胞診も有効な検査です。
膀胱がんの治療の主体である外科的治療には、大きく分けて2つの方法があります。
一つは、腰椎麻酔をかけて膀胱鏡で腫瘍を観察しながらがんを電気メスで切除する方法(経尿道的膀胱腫瘍切除術:TUR-BT)、もう一つは全身麻酔下に膀胱を摘出する方法(膀胱全摘除術)です。手術の前に抗がん薬による治療を行うこともあり(術前補助療法)、また手術の痕に抗がん薬による治療を行うこともあります(術後補助療法)。
外科的治療のほかには、放射線療法や化学療法、BCGまたは抗がん剤の膀胱内注入療法などの治療法があります。

腎がん

腎臓には尿細管という細い管があり、ここでは糸球体という細い血管でつくられた尿のもとから水分や様々な物質を再吸収したり老廃物を排泄したりして尿をつくっています。腎がんは、この尿細管の中の細胞に生じたがんです。
腎がんは初期の段階では、ほとんど症状が現れません。腎臓にできたがんが直径5cmを超えた頃、何らかの症状が現れ出します。腹部の疼痛・血尿・腹部のしこりが、腎がんの三大症状と言われています。
腎がんは、以前は見つけにくいがんだと言われていましたが、超音波検査やCT検査などの検査技術の発達により、1cm大の小さながんも発見できるようになっています。
腎がんの検査には尿検査、超音波検査、CT・MRI検査、血管造影検査、腎盂尿管鏡検査などがあります。
腎がんの治療法には、外科療法、腎動脈塞栓術、免疫療法、化学療法・放射線療法などがあります。


腎盂尿管がん

腎臓は、尿をつくる部分である腎実質と、この腎実質によってつくられた尿が集まる腎盂から成ります。尿管は腎臓と膀胱とをつなぐ長い管で、左右に1本ずつあります。腎実質でつくられた尿は腎盂に集まり、尿管を通って膀胱へと送られ、排泄されます。
腎盂と尿管にできるがんは、治療法にもあまり差が無いため、「腎盂尿管がん」というくくりで扱われます。泌尿器科領域で見られるがんのなかでも、比較的稀ながんです。
腎盂尿管がんでよく見られる症状は、肉眼でもわかるほどの血尿です。尿管が血液でつまった場合や、がんが周囲に広がった場合などには、腰や背中、脇腹の痛みが起こることもあります。これらの痛みは尿管結石と似ており、強い痛みが起こったり、消えたりを繰り返します。また、排尿痛や頻尿が起こることもあります。
診断にあたっては、尿細胞診や膀胱鏡検査をはじめ、様々な検査を組み合わせて確定診断に結び付けます。
腎盂尿管がんの治療では、転移が無ければ基本的に手術を行います。手術前後に抗がん剤治療を行うケースもあります。

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